ピルは「正しい飲み方をすれば、ほぼ100%の避妊効果がある」とされています。しっかり避妊するために、どんなルールがあるのでしょうか?

今回はピルの正しい飲み方や避妊効果が発揮されるタイミングをくわしく紹介します(*´ω`*)

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ピルの正しい飲み方!絶対守って!2つのコト

飲むからには確実に避妊効果を得たいですよね。そのために、守るべきルールが2つあります。

(1)1日1錠、同じ時間に飲む

ピルは1日1錠、24時間おきに飲む

ピルは、1日1錠、毎日同じ時間(24時間おき)に飲みます。

毎日同じ時間に飲む理由は、血液中のホルモン量を一定に保つためです。この "量が一定であること" が、避妊効果を得る最大のポイントなのです。

(2)21日間飲んだら、7日間お休み

21日服用、7日間休薬を繰り返す

21日間続けてピル(実薬)を飲みます。

ピルを飲み切った後、21錠タイプなら7日間の休薬期間を、28錠タイプならホルモン剤が入っていない偽薬を7日間飲みます。この休薬期間である7日間の中で、生理(消退出血)が起こります。7日経過したら次のシートにうつり、再び21日間ピルを飲みます。

このサイクルが出来上がると、休薬している生理中でも避妊効果を得られるといわれています。

ピルの避妊効果はいつから?ピルをはじめる3つの飲み方

ピルの避妊効果はいつから有効なのでしょうか?ピルには飲み方、始め方が3通りあるため、避妊効果が有効になるタイミングが異なってきます。ピルをスタートする3つの飲み方と、避妊の効果があらわれる日数をみてみましょう。

生理が始まった1日目から飲む "デイワンスタート"

デイワンスタートは、初めてのシートのみ、生理1日目から服用を開始します。

デイワンスタート・ピルのオーソM-21錠

生理1日目からちゃんと飲み始めた場合は、初日から避妊効果が得られます。なお、生理1日目(初日)とは、生理がはじまってから24時間以内のことを指します。避妊の効果が一番確実な飲み方ですが、周期の区切りが平日になることも多いため飲み忘れが心配です。

7日間の休薬期間を空けたあと、次の周期の1日目を忘れずに開始するようにしましょう。

生理1日目から飲めなかったという人は "クイックスタート"

クイックスタートは、生理から何日目といった縛りがなく、いつでも開始できる方法です。

クイックスタートできるトリキュラー21錠

次の生理がくるまで待てない、生理不順でいつ生理がくるかわからないといったお悩みがある人には良い方法でしょう。

避妊効果は飲み始めてから1週間後です。

生理が始まった最初の日曜日から飲む "サンデースタート"

サンデースタートは、生理が始まってから最初の日曜日に、服用を開始する方法です。

サンデースタート・ピルのシンフェーズT28錠

サンデースタートだと、生理(消退出血)がいつも月曜~金曜日くらいまでにはほぼ終わります。ですので、週末に旅行やデート・大切な日を楽しみたい人にはおすすめの方法です。

クイックスタート同様、避妊効果はピルを飲み始めてから1週間後です。

心配性なあなたは、ピルの飲み始め7日間はコンドームを併用すれば安心

ピルを飲みはじめてすぐの頃って、本当に避妊の効果があるのか不安に感じますよね。そんなときは、7回飲む(服用をはじめて7日間が経過する)まで、ピルだけでなくコンドームを併用しましょう。

3つの飲み方の中で、一番確実な避妊効果が得られるのは "デイワンスタート"。"クイックスタート" と "サンデースタート" は、避妊効果は1週間後には得られるといわれていますが、飲み始めるタイミングによって多少のズレがあるので注意が必要です。

飲みはじめ7日間はコンドームを併用すれば安心

日本産科婦人科学会が発行する「低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン」には、低用量ピルは、生理の初日から5日目までに飲めば効果がある、と書かれています。つまり、「過少月経などで生理の始まりがわかりにくい!」といったひとでも、5日目までに飲みはじめれば避妊効果が得られるのです。とはいえ何かの間違いでズレちゃわないか不安……

生理初日から飲みはじめたか自信が持てないときも、ピルが効果を発揮するまでの7日間は、コンドームなど別の避妊法を併用すれば安心です。

ピルの種類と具体的な飲み方

低用量ピルは、21錠タイプや28錠タイプ、毎日飲むピルや旅行のときだけ飲むピルなど、種類が豊富です。ピルで生理がくる日を調整する飲み方など、様々な飲み方を紹介します。

21錠タイプと28錠タイプ・効果は同じ

低用量ピルの21錠タイプと28錠タイプの違いは、7錠分の偽薬が入っているか入っていないかだけです。

偽薬(プラセボとも呼ばれる)とは、デンプンや乳糖など、飲んでも体に影響がない成分で作られた錠剤です。偽薬が入っている理由は、ピルの飲み忘れを防止するためです。

21錠の実薬(有効成分が入っている方)を飲み終えても、そのまま7錠の偽薬を飲み続ければ、休薬期間の日数を気にすることがなくなります。また、1日1錠飲むという行為を習慣化しやすいというメリットもあります。

逆に21錠を飲み終えた後、7日の休薬期間は何も飲まない方が気分的にリラックスできる、というピルユーザーもいます。

ピルで生理がくる日を調整

旅行やスポーツ、大切な日など、思いっきり楽しむためにも生理と重なりたくない。いつ生理がくるかわからない不安があると、お洋服も気になりますし不安が大きいと思います。そんな時、ピルで生理がくる日をずらすことができます。

ピルで生理がくる日を調整すれば旅行が満喫できます

生理を早めるには?

遅らせたい生理周期の1サイクル前の5日目からピルを飲み始めます。そして2週間ピルを続け、服用をやめると2~3日後に生理が始まります。この生理は、本来の生理予定日の1週間前に始まることになります。

生理を遅らせるには?

生理予定日の5日前からピルを飲み始めます。生理がきてほしくない期間中、そのままピルを飲み続けます。生理がきてほしくない期間が終わり次第、ピルを飲むのをやめると、2~3日後に生理が始まります。飲み忘れがあると生理がきてしまう可能性があるので、注意しましょう。

避妊以外にも効果たくさん

ピルは避妊目的以外にも、PMSや子宮内膜症の治療で服用されています。ニキビで悩む人も使用していたりと、ピルを服用する目的は様々です。また、内容によって保険が適用される場合もあります。

毎日同じ時間にお水で飲む

ピルを飲む時は、同じ時間にお水で飲みます。飲む時間の設定に関しては、昼や夜・食前や食後であっても問題ありません。生活スタイルに合わせて、飲み忘れがない時間を決めましょう。

おすすめは朝!生活リズムに合わせよう

ピルユーザーの声を聞いてみると、朝飲む派と夜飲む派が半々といったところです。

ピルはいつ飲む?おすすめは朝

毎朝決まった時間に飲むようにしておくと、万が一飲み忘れても、その日の昼や夜などのうちに飲むことができるメリットがあります。

飲み忘れのフォローを考慮するなら、朝に飲むのがおすすめ。夜寝る前に飲む場合も、アラームをセットするなどして、飲み忘れを防ぐ工夫をしましょう。

ピルの飲み方・よくあるお悩み

それでも万が一、ピルを飲み忘れてしまった場合は、ピルを飲み忘れたときの対処法を読んでみてください。ピルを飲み忘れた時に注意したいこと、飲み忘れをカバーするための方法を詳しく紹介しています。

飲む時はお水じゃないといけないの?

飲む際にはなるべくコップ一杯の水かぬるま湯で飲むようにしましょう。どんな薬でも言われますが、お水で飲むことで胃腸での吸収を助け、副作用が出る確率を下げてくれます。

他の薬を飲んでいる時でも、ピルを飲んで大丈夫?

市販の風邪薬や痛み止めに関しては、ピルと一緒に飲んでも特に問題ありません。

注意が必要なのは、サプリメントのチェストベリーセントジョーンズワットです。これらは、ピルの効果を下げてしまいます。また、病院で処方された薬は、ピルとの飲み合わせに注意しないといけないものが多くあります。受診した際は、医師にピルを服用している旨を伝えましょう。

ピルを飲んでいる時はお酒を飲んだらダメ?

アルコールは、ピルの効果に影響ありません。ですが、お酒の飲み過ぎで吐いてしまって、ピルも吐き出してしまったとなれば話は別です。ピルが吸収される前に吐いてしまうと、飲み忘れと同じく妊娠の可能性が出てきてしまいます。

ピルの飲み方はいかがでしたか?

同じ時間に毎日飲むことが、ピルによる避妊効果を安定させるコツです。

あなたのライフスタイルに合わせて、ピルを飲むタイミングを、うまく習慣づけるようにしましょう(*´ω`*)