消退出血

消退出血(しょうたいしゅっけつ)

公開日
2016/11/11
更新日
読了時間の目安
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ざっくりまとめると
消退出血とは、ピルの休薬期間中に起こる出血のことです。休薬期間の2日目から4日目に起こります。
消退出血は、ピルを飲んでいれば必ず起こる症状です。予定外の出血があったからといって、不安になる必要はありません。
生理や着床出血と間違われることもありますが、消退出血は「ピルを飲んでいる時にだけ起こる出血」であるため、区別は簡単です。

ピルの説明で使われる用語「消退出血」について解説します。

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消退出血はピルの休薬期間中に起こる出血

消退出血とはピルの休薬期間中に起こる出血

消退出血とは、ピルの休薬期間中に起こる出血のことです。女性の体内で剥がれた子宮内膜が、消退出血となって体外へ排出されるのです。

子宮内膜は、女性ホルモンであるエストロゲンプロゲステロンの分泌によって形成されます。休薬期間に入り、ホルモンの摂取量が減少すると、子宮内膜は支えを失って剥がれ落ちます。

子宮内膜が剥がれることによる出血には、「生理」と「ピルを服用することによる出血」の2パターンがあります。一般的に、消退出血とは「ピルを服用することによる出血」を指します。

消退出血は、ピルを服用していれば自然と起こる症状だよ。予定外の出血があっても、不安になる必要はまったくないの!

ピルを飲んだときに起きる消退出血のしくみ

ピルを飲んだときに起きる消退出血の仕組み

ピルには、女性ホルモンであるエストロゲンプロゲステロンが含まれています。これらのホルモンは、体内の子宮内膜を厚くする働きを持ちます。

ピルは、女性ホルモンが含まれた実薬を飲む期間と、一旦ピルの服用を中止する休薬期間を交互に設けながら服用していきます。ピルによって分泌されていたエストロゲンとプロゲステロンは、休薬期間に入ることで分泌が止まり、徐々に体内で減少していきます。

その結果、子宮内膜は支えを失い、剥がれて体外へと排出され、出血が起こります。これが、消退出血の仕組みです。

低用量ピルによる消退出血の特徴

消退出血は、ピルの休薬期間中に起こります。

「子宮内膜が剥がれて出血が起こる」というメカニズムは、通常の生理と変わりません。しかし、低用量ピルを服用している時は排卵が起こらないため、通常時の生理に比べて子宮内膜が薄く、それに伴い出血量も生理時ほど多くはないとされています。

ポイント

低用量ピルによる消退出血は、休薬期間の2日目から4日目に起こります。

アフターピルによる消退出血の特徴

アフターピルは、避妊に失敗したと思われる性行為後に服用するピルです。

アフターピルを服用した後、早ければ2日から4日ほど、遅くとも3週間以内には出血が起こります。この出血が、消退出血です。消退出血が見られたということは、避妊に成功した証拠です。

ポイント

アフターピルによる出血量は、低用量ピルによる消退出血の量とほぼ同じです。出血の続く日数は、通常の生理よりも基本的には短くなります。

消退出血と生理の違いは排卵の有無

消退出血と生理の違いは排卵の有無

消退出血と生理の違いは、排卵の有無です。消退出血は、「排卵と関係なく起こる出血」であり、生理は「排卵を伴った出血」です。

簡単に言うと、ピルの休薬期間中に起こる出血が「消退出血」で、ピルを飲んでいない時に起こる出血が「生理」だよ!

基本的に、消退出血での出血量は、生理よりも少ないとされています。人によっては、生理の時とさほど出血量に変化が見られない場合もあります。

消退出血と着床出血の違いは受精・着床の有無

消退出血と着床出血の違いは出血の原因

消退出血と着床出血の違いは、受精・着床の有無です。着床出血とは、子宮で受精・着床が起こった際に生じる出血のことです。主に、妊娠の初期症状として知られていますが、妊娠すれば必ず着床出血が起こるというわけではありません。着床出血の発現には、個人差が見られます。

着床出血は、最後に生理があった後に起こります。これを、通常の生理と勘違いする人も多くいます。着床出血は、妊娠がきっかけで起こる出血であるため、消退出血とは異なり、ピルが原因で引き起こされるものではありません。

消退出血と生理の違いと同じように、ピルを服用しているかいないかで、消退出血と着床出血は見分けられるよ!

消退出血まとめ

消退出血とは、ピル服用中の休薬期間に起こる出血のことをいいます。低用量ピルを服用していれば必ず起こる症状なので、過度に心配する必要はありません。消退出血は、生理の日数が長い人や、量が多い人ほど日数が短くなり、量も少なくなる傾向があります。

子宮内膜の剥離による出血という点は、生理や着床出血とも共通しています。しかし、消退出血は「ピルを服用することによる出血」のことだけを指します

ピルの服用期間中に飲み忘れをすると、体内の女性ホルモンのバランスが崩れ、消退出血が起こる可能性がありますが、ほとんどの場合は心配いりません。

心身の不調や出血量、日数などで気になることがあれば、低用量ピルを処方してもらった病院に相談してみましょう。